離婚した夫と復縁するために知っておきたいポイント

離婚のキッカケは、本当に些細な事が多いものです。ちょっとしたケンカでお互いに意地を張ってしまい、仲直りの機会を作ることができないまま離婚に発展するケースは少なくありませんよね。そうしたケースでは、離婚後に元夫のことが忘れられず、後悔することになりかねません。

離婚してしまった夫と復縁することは、不可能ではないでしょう。しかし、場合によっては相手から激しく拒否されることもあります。どんなポイントを抑えて、どんな風に元夫へアプローチをすれば良いのでしょうか？

離婚後の復縁を考えたきっかけるきっかけ

離婚後の復縁を考えるきっかけには、大きく分けて3つのパターンがあります。

一人で寂しい

仕事から家に帰り、暗くて寒い部屋に入ると、突然どうしようもない孤独や寂しさに襲われることがあります。これは、離婚を経験した女性の多くが経験するもので、離婚の原因が自分にあったり、二人のすれ違いなど、ハッキリとした離婚の原因がない場合に、起こりやすい感情です。

寂しいという気持ちに襲われると、やはり結婚していた時のぬくもりや温かさを思い出すのではないでしょうか。そして、元夫の優しかった面などを思い出して、復縁したいという気持ちになるのかもしれませんね。

子供に頼まれた

離婚は夫婦間の問題です。しかし結婚生活の間で子供ができると、離婚は子供にとっても大きな問題となりますよね。離婚したけれど、子供が離れて暮らしている元夫に会いたいという気持ちになったり、もう一度家族で一緒に暮らしたいという思いが強くなると、子供から復縁を頼まれることがあります。

子供から何度も復縁を懇願されると、気持ちは前向きではなくても、元夫とやり直すことが子供にとってはベストなのかなと考えるかもしれません。

相手からのアプローチ

離婚をした後で後悔するのは、女性だけではなく男性も同じです。特に家事全般を妻に任せていた男性の場合には、これまで料理や洗濯をしてくれていた人がいなくなってしまうのですから、普段の生活にもあらゆる部分で支障が出るものです。洗濯しないと会社に着ていくワイシャツがないとか、疲れているのにアイロンがけをしなければいけないこともあるでしょう。また、家に帰れば温かい料理が待っていてくれるわけでもありません。食生活が乱れて、体調を崩す人もいそうですよね。

そうした不便な生活が続くと、結婚生活が懐かしく感じ、当時は当たり前のように家事をしてくれていた元妻に対し、感謝の気持ちと申し訳ないという気持ちが芽生えるのかもしれません。

復縁のきっかけはどうやって作ればよい？

離婚した元夫と復縁するためには、まずは顔を合わせて会話をするきっかけが必要ですよ。偶然を装って街でバッタリ出会うという作戦は、恋人ならそこから復縁に結びつくかもしれませんけれど、元夫の場合には難しいかもしれません。気が付かないフリをされたり、話したくないという素振りをされる可能性もありますよね。どんなキッカケがあれば、復縁にたどり着けるのでしょうか？

まずは近況報告を口実にする

どんな原因で離婚したのかにもよりますが、離婚してすぐのタイミングではなく数か月たっているのなら、近況報告ということで連絡を取っても、決して怪しいとは思われません。ただし、元夫に連絡した時に「近況報告をするために会いましょう」なんて言うと、相手から「こちらから報告する事なんて何もない」と邪険にされてしまうリスクがあります。そのため、話したいことがあるとか、電話では言いづらい、とボンヤリさせたうえで、直接対面する機会を作ると良いでしょう。

実際に会ったら、まずは軽く近況報告をしながら、結婚生活が懐かしいねという雰囲気を醸し出してみてください。いきなり「復縁したい」と言っても、相手に逃げられてしまうのでNGです。まずは相手の気持ちに探りを入れながら、様子や状況をチェックすることから始めましょう。

もしも仮に、元夫にお付き合いしている人ができたとしても、憤慨したりパニックになってはいけません。さらりと流すのがおすすめです。

子供がいるなら学校行事を最大限に生かそう

二人の間に子供がいるのなら、学校の行事を利用して、会う機会を作りましょう。授業参観とかお遊戯会とか、運動会など、行事は何でもOKです。学校行事なら、両親がその場を盛り上げる必要はありませんし、シーンとしていても、それが気まずさの原因になることはないでしょう。

学校行事に二人で参加したら、帰りに落ち着いた喫茶店やラウンジで、感想や近況報告をしながら、元夫の近況を探るのがおすすめです。

定期的にコミュニケーションを取れる関係を目指そう

離婚した元夫と離婚後初めて顔を合わせる際には、とても緊張しますよね。それは、自分だけではなくて相手も同じです。しかし、誘いに乗ったということは、元夫はあなたのことを、顔も見たくないほど毛嫌いしているわけではないという証拠です。これは、自分にとってプラスですよね。それを、これから復縁までの心のよりどころとしましょう。

頻繁に会いたい場合には、仕事のこととか育児のことなど、相談できる悩みがあると良いでしょう。ただ近況報告をするだけでは、1週間とか2週間に1度会おうと誘っても、不審がられてしまいます。しかし悩みを相談したなら、そのぐらいの頻度で誘っても、怪しく思われる可能性は低くなりますよね。

もしも子供がいるのなら、月に1回ぐらいは家族で食事をしないかと提案するのも一案です。特に、子供が両親の離婚で精神的にダメージを追っている場合には、おすすめです。

離婚後に復縁できる可能性はどのぐらい？

離婚した元夫と復縁できるかどうかは、さまざまな要素によって異なります。離婚の原因によっても変わりますし、離婚後の生活によっても大きく変わってきますよね。例えば、離婚の原因が元夫の浮気で、現在はあなた自身が元夫の浮気を水に流していて、彼も浮気相手と別れている場合には、アプローチして復縁できる可能性はありそうですね。また、ハッキリとした原因はなく、二人のすれ違いが原因の離婚でも、相手を憎む決定的な何かがあったわけではないので、復縁できる可能性はあるでしょう。

しかし、離婚の原因があなたの浮気で夫を深く傷つけてしまった場合には、あなたから復縁をほのめかしても、元夫の心の傷がまだ癒えていない可能性があります。それに、あなたのことを恨んでいることも考えられます。

復縁の可能性は狭き門

厚生労働省が発表した統計によると、離婚後に再婚する男女の割合は、全体の10％程度となっています。これは、元配偶者以外との再婚も含まれているので、同じ相手と再婚している人の確率は、10％よりも少ないと言えますね。つまり統計的には、元夫と復縁できる可能性は、10％未満。かなり狭き門です。

離婚から復縁までにかかる期間はどのぐらい？

離婚した男女に限らず、別れた恋人同士でも、別れた直後に復縁を考えることは、難しいですよね。だって、別れた直後は誰でも感情が高ぶっていますし、相手に対するマイナスの気持ちの方が大きい状態にあります。これは、人間として自然のプロセスです。マイナスの感情が時間の経過とともに癒され、やがては相手との楽しい思い出が心の引き出しに収納されます。

復縁は、このプロセスが一段落した後でなければ、成功する可能性は低いですよね。具体的な期間は人によって異なりますが、短くても3年ぐらい、長ければ10年以上かかることもあるようです。

同じ相手との復縁では、気持ちが乗り気なのは片方だけで、もう片方は、また同じ過ちを繰り返して離婚という結果に終わるのではないかと危惧することが多いものです。迷っている相手に対してプッシュしても、相手の気持ちはどんどん離れてしまうでしょう。相手の気持ちが穏やかで安定しているタイミングを上手に見つけ、元夫に交際中の相手がいないことを確認した上で、相手の気持ちを遠ざけないような方法で上手にアプローチすることが必要です。そのためには、これまで培ってきた恋愛テクの全てを出し切り、あの手この手で戦略的に攻めることが、復縁を成功させるコツです。

同じ相手と復縁したら、離婚の事実は抹消できる？

離婚した元夫とめでたく再婚することになったら、戸籍に記載される離婚の事実は抹消してもらえるのでしょうか？なかったことにできれば、嬉しいですよね。

しかし、結論から言うと、そうした抹消はできません。再婚相手が離婚相手と同じでも、その事実は公的文書にシッカリと記載されます。

周囲の人の目はごまかせるかも

書類上は、離婚して同じ相手と再婚したという事実が記載されても、そうした書類上の手続きのことを知らない周囲の人に対しては、離婚して同じ相手と再婚したと言わなければ、ごまかせる場合はあります。「あの家の男性、再婚したらしいわよ」という近所の噂から、「どうやら長く別居していたらしい」という噂に変わることは容易に想像できますし、「どうやら旦那さんが単身赴任をしていたようだ」なんて噂になることもあるでしょう。

人の口に戸を立てることはできません。しかし離婚した元夫との復縁では、近所に顔向けできなくなってしまうような噂になることは少ないかもしれませんね。

どんなカップルなら復縁しやすい？

復縁できるかどうかの可能性は、そのカップルによって異なります。どんなカップルなら、復縁しやすいのでしょうか。

離婚する際にも迷いがあった人

離婚の際に相手を心の底から憎むような原因があったわけではなく、離婚を決めてからも心の中に迷いがあったという人は、元相手と復縁しやすいですね。離婚した後に、心の迷いが相手に対する寂しさとなったり、自分が至らなかったと後悔する原因にもなります。

もしもお互いにそうした気持ちがあるのなら、きっかけさえあれば、復縁は比較的スムーズに進みそうです。

お互いに話し合って納得した離婚だった人

離婚の際に、冷静な話し合いができて別れたカップルは、お互いに離婚の原因を頭で理解していることでしょう。この場合、感情的にならずに理論的に離婚や復縁を考えることができるので、復縁の話が出た時にも、スムーズに復縁できる可能性があります。

もしも離婚の時に感情になってしまい、売り言葉に買い言葉的に別れた人や、離婚調停で慰謝料や親権でもめた人だと、その経験がトラウマになってしまうため、復縁は難しいでしょう。

浮気が原因の離婚は復縁しやすい

離婚の原因にはいろいろなものがあります。その中でも、浮気が原因で離婚した場合には、実は復縁の可能性が高いものです。自分が相手を猛烈に愛していて、相手も同じぐらい自分のことを愛するべきだと考えている若い時には、相手が浮気をすると、どうしても許せずに離婚となるケースは少なくありません。

しかしそれから年月が経ち、自分も相手もいろいろな人生経験や恋愛経験を積むと、たかが浮気じゃないかと考えられるようになる人はたくさんいるものです。夫婦としての基盤がしっかりしていれば、浮気の一つや二つ、見逃そうじゃないかという気持ちになるのかもしれませんね。

子供がいると復縁しやすい

二人の間に子供がいると、復縁できる可能性は高くなりますね。これは、お互いに子供の気持ちを優先して考えようと気持ちが働くからです。自分としては、同じ過ちを繰り返すのではないかと不安に感じていても、子供から熱烈にお願いされれば、嫌だとは言いづらいものです。前向きに検討するうちに、再婚してみても良いかなという気持ちが芽生えるのかもしれません。

離婚後にもコミュニケーションが取れていた人

離婚後にも友人としての関係を築くことができた人は、復縁に向けてスムーズに事が運びやすい傾向にあります。友人として定期的に連絡を取っていたり、定期的に家族で食事をしていたりすると、お互いに相手の近況や状況を理解していますし、相手の成長もすぐそばで見ているので、復縁についても前向きに検討しやすい環境となりそうですね。

復縁するなら冷静かつ戦略的に行動しよう

離婚した元夫と復縁するなら、感情的になるのはNGです。

できるだけ冷静に、タイミングを上手く計算しながら戦略的に行動することで、復縁までの障害を取り除きやすくなります。